カナダ留学（出発編）＃１
4月22日金曜日
とうとうこの日がやってきた。半年前から準備してきて長い月日が経った。本当にこの日がやってくるのかと疑問に思った時もあったくらいだ。3歳の頃からずっと住んできた大好きな土地鹿児島を離れてカナダに行く時だ。
3年前は大学は県外に行きたい。東京、大阪、福岡どこでもいいからこんな鹿児島早く出たいなんて言ってたのに、今は1ミリもそんなこと思ってないし鹿児島が大好きすぎて永住したいレベルだ。今までほぼ永住してたんだけどね笑
鹿児島出発の前日と当日の流れを書き記したいと思う。
前日の夜、心配性の僕は準備が終わっているのにも関わらず、荷物を詰め直したり、今まで何回もネットで検索した『長期留学持ち物』というワードを再び打ち込み、全て満たしているはずなのに2、3回くらい見ては確認、見ては確認を繰り返していた。何回も検索しすぎて『ちょ』と打てばそのワードが出てくるくらいだった。準備万端なのに準備万端でない気がしもどかしい気持ちのまま寝床についたが、夜は速攻寝て爆睡することができた。
そして迎えた当日、遠足を待ち侘びた小学生かのようにいつもより早く6時半に目を覚まし、家での最後の食事を摂った。食パンとサラダと牛乳、健康的かつ普通の朝食だ。
伸びた髭を剃り、身だしなみを軽く整えて家族にお別れを言い、家を出て鹿児島大学に向かった。なぜ大学に行ったのかと言うと嬉しいことに僅かながら『見送りに行く！』と言ってくれる友達がいたからだ。
8時半に大学に行くと部活の同期がいた。授業開始前なのにみんな集まってくれていた。
サイクリング部のやつらは本当にお世話になったし大学生活で1番の思い出を作ってくれた。
今日以前にも何回も集まってくれて、何回お別れすんねん！て感じだったけど何回会っても話が尽きないし楽しい。
そいつらが去った後、学科の友達を中心にあれよあれよという間に平日の朝っぱらの学プラ前に友達が集まってきてくれて談笑をして、
最後はみんなでお写真を撮った。
みんなありがとう
その後送っていくからと言われ家の前で母と合流したが、結局高速が怖いから運転してと見送られる側の俺が謎に運転をして鹿児島空港に向かった。いや、向かわされた。
空港に着くと、チェックインを済ませ、預け荷物超過に引っかかたので、スーツケースを全開にして一生懸命仕分けをし、なんとか荷物制限をクリアした。
今日はありがたいことにこんな遠い空港まで2人の友達がくる予定だった。
1人は小学校で初めての友達になった麟太郎だ。彼は朝、大学にも来てくれ、遠い空港までも来てくれた意外と友達思いのやつだ。いや、単なる寂しがり屋なのかもしれない。
もう1人はというと天中が産んだ問題児、田畑そーまだ。こいつはもう馬鹿すぎて面白いが本当に友達思いで、ずっと前からわざわざ有給使って見送りに来ると言ってたのだ。
しかし、まさかとは思ったがお得意の寝坊でドタキャンして間に合わず来れなくなってしまった。
まあ、あいつらしいなぁーと思いながらも本音は少し寂しかったが、夏にカナダに会いに来ると言うこれも嘘かほんとか分からないことを一応期待しつつ、半信半疑で待とうと思った。
搭乗まで麟太郎と母親とたわいもない話をしたり激励をされたりして、惜しみながら最後に保安検査前のベンチから立ち上がった時、
『おーい！しぐちー！やってきたぞー！』
とラッパーみたいな格好をした1人の男がカップ麺とお菓子のおせんべつを持ってきてやってきた。寝坊をしたと言ってドタキャンした田畑そーまだ。
俺は一瞬訳が分からなくなりパニクったが、そーまがいることがめちゃくちゃ嬉しかった。そう、あいつは最後の最後でドッキリサプライズを仕掛けてきたのだ。
流石、やることがちげぇ。
にしてももうちょい早く出てこいよ！溜めすぎやて！出発20分前だぞ笑
まあ、そんなことも長いこと言ってる暇もなく時間も迫っていたので、3人で写真を撮って、母親とも写真を撮りとうとうお別れした。
もうみんなから見送られて本当に嬉しくて飛行機に乗った時にしみじみと感じた。
自分で勝手に決めた留学なのにこうやって見送りにきてくれて本当にうれしかった。
今日以前にもバイト仲間や学科仲間、英語仲間、飲み仲間など４月は様々な人たちが送迎会やお別れ会を開いてくれ、とても嬉しかった。
しかし、まだ国内線。東京に行ってから従兄弟や友だちとも会うし感傷に浸る訳にはいかない。
窓側なんだし空の旅を楽しもう！
宮崎市街地
四国最南端の足摺岬
本州最南端の潮岬
自転車旅などで行ったことがある地域を通ると嬉しくなってそれを上から見るのは面白い。
そして空の旅を見つつ、今回は何年かぶりのリッチなANAだったので国内線なのにモニターがついていた。フライト状況や動画などを見て時間を潰していると
赤潮が進行している東京湾が見えてきてきた。千葉県上空を通って大旋回をし、定刻より少し遅れて13時30分羽田空港C滑走路に降り着いた。
降りついてからまだカナダドルに換金してなかったので重いスーツケースを転がしながら羽田を歩き回り外貨両替所についた。因みに今は深刻的な円安でアメリカドルよりかは安いが、カナダドルでも1ドル110円のレートになっていた。因みに2ヶ月前なら10円くらい安かった気がする。
まあ、FXトレーダーではあるまいし、しゃあない。
200カナダドル分両替してからまだまともに昼を食べてなかったので、大好きな丸亀製麺に行き、いつものざるうどんとかしわ天を平らげた。
最後の晩餐は天ぷらに指定して、東京の天ぷら屋を探しまくった。華金ということもあり、3、4件電話をかけやっとこさ予算内に収まるような良さげな店を取ることができた。叔父さんからもらった10000円をしっかりと遠慮なく従兄弟2人で晩飯代として使い切った。勿論お高い分しっかり味は保証されており間違いなく人生一の天ぷらだった。
21時前には帰り着き、日本最後の夜は23時前にぐっすりと眠ることができた。
２記事目も読んでくださりありがとうございます。
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ブログを始めるに至った経緯 ＃０
どうも初めまして！
Hatena Blogでブログの執筆を始めましたヒロキです。
ブログ名は少し考えたのですがしっくりくるものが無く、小学校の頃のあだ名だったヒロキングを使って「HiroKing.blog」という名前にしました。
なんともダサい！（笑）
何か他に良さそうな名前があれば教えてください！
募集中です（笑）
初投稿になるのでこの記事を読んでくださっている方は、僕のことをご存じでいらっしゃる方々だと思いますが簡単に自己紹介をしたいと思います。（1年後には多くの人に見てもらえているといいなぁ）
現在大学4年を１年間休学して来週からカナダ留学に行く21歳の男子大学生です。
大学では土木工学を学んでいます。
〈趣味〉
サイクリング（長期での自転車旅）、登山、鉄道旅、野球観戦
〈最近のマイブーム〉
イメージできないと思いますが、カフェに行って勉強したり音楽を聞いたり、友達と会ってそんなにも疲れてもないのにチルタイムを送ること（笑）
旅が大好きなので在学中に色々なことをしてきました。
本土最南端の鹿児島県佐多岬から本土最北端の北海道宗谷岬まで自転車日本縦断
自転車北海道１周
日本の本土東西南北端自転車で踏破
西日本の百名山全山登頂（10山くらいだけど）
青春18切符で九州１周
など学期中にアウトドア用品店でアルバイトをして（偶には社畜になりながら）金を溜めては長期休みに旅をして使い果たすような、そんなちょっと変わった大学生活を3年間送ってきました。
あ、ここまでのことを書くと遊んでばかりで全然勉強してないやんと思うかもしれないけど実は勉強も少し頑張ったんよ（笑）
1年生の頃は勉強に全く精が出ず、単位もかなり落として危ない時期もあったけど、2年からは頑張り昨年度は40単位取得で年間GPA3.34取れました(周りが優秀すぎてめっちゃ自慢はできないが）
自己紹介はここまでにしてここから本題に入りたいと思います。後ほど説明しますが僕のブログは堅苦しくなく備忘録や日記のように書いていこうと思うのでここから先は常態（だ・である調）で書こうと思います。
記念すべき１回目は
ブログを始めるに至った経緯
について書きたいと思う。
物事を始める時にはいつもきっかけや理由があるはずだ。初回は僕がなぜブログを始めるのか、何について書くのかを知ってもらい、今後もブログを読んでいただくきっかけになればいいと思って書いてみようと思う。
僕がブログを始めたきっかけは大きく分けて３つある。
1．備忘録として残そうと思ったから
20代・大学生というこの多感な時期であり1日1日の変化が早い今の時期だからこそ、思い出や経験が薄れないようにこのブログを書くことで備忘録として残したいと思ったからだ。
人間は忘れる生き物であるとよく言われ、中でも僕は記憶力が乏しく、友達と過去のことや思い出話をしている時に思い出を忘れてしまっていることがよくある。
脳の記憶は風化するが、ブログに書けばそれは一生残るはずだ。まさに今、書いているブログを始めた理由も数か月後には全部覚えてはないだろう。だからこそ僕はブログを通して「思い出」や「考え」を残そうと思った。
2．将来何かしら役に立つと思ったから
今の時代、多くの人は長い文章を書くということはしてないだろうし、書いたとしてもSNSの投稿で短文を書くことぐらいだ。
僕のある大学の先生が、最近の学生は日本語力（言葉を簡潔にまとめて話す能力）が足りないとおっしゃっていた。その理由の1つとして僕は文章を書くという訓練が昔の人に比べ足りていないのだからだと考えた。
僕が今から書くブログは日本語力の訓練になるのかは分からないが、やらないよりかはましだし（Better late than never)、間違いなく文章作成能力や語彙力、思考力は磨けるだろうと思う。
具体的にどんなことに役立つのかは分からないがきっとその能力や経験は些細なことでも将来役に立ったといつか思えるだろう。
3．僕の経験してきたことや今からすることについて興味を持ってくれる人がいた
これは１番大きな理由かもしれないが、僕が大学生活でやってきたこと（主に自転車旅や登山など）やこれから始まる留学や海外事情について気になって質問してくる友達がかなりいたからである。ある日１人の友達が僕に言った。
「自転車日本縦断をしたり留学に行ったり、普通の大学生がやらないことをやっているんだからそれを書いて発信すればいいじゃん！俺だけじゃなく気になっている人は案外いると思うよ」
僕はそれを聞いて僕の活動や経験に興味を持っている人がいることを知り、嬉しい気持ちと同時に勝手に使命感を感じた。そしてブログをいつか始めようと決心した。見てくれる人がいる限り続けようと思う。
やるやると言いながら忙しいを言い訳にしてなかなか始められなかった２か月後、僕はまた別の友達と久しぶりに会い、以前の会話について話したのだ。（彼も去年の暮れぐらいから、彼の将来の夢であるカフェ開業までの道のりについてブログを書き始めたのだそう。）
するとその友達も留学生活のことについて知りたかったらしく、ブログを始めることについて大賛成し僕に強く勧め、来週までにブログを開設し１記事書く約束をした。というよりはしてしまったと言う方が正しいのかもしれない（笑）
そんなこともあり今回ブログを始めたのだが、中には、「格好つけた理由を１つ目と2つ目書いてるけど結局自分で決めてやったことじゃねえじゃん」と思った人がいるかもしれない。それはそれでそう捉えてもらっても構わない。今は違うからだ！
ここまで書いて気付いたのだが、今は100％ブログを書くのが楽しいと思っている。時計を見れば楽しすぎてもう６時間も経ち、時計の針は深夜3時10分を超えたところだ。こんなに夢中になって文章を書いたのは久しぶりだ、夏休みの終わりに嫌々書いた中学生の頃の作文以来であろう（笑）
この楽しいという気持ちがずっと続くといいなぁ…
てな感じで今回の初投稿記事は終わりにしようと思うが、みんなにお願いがあります。兎に角これから毎週投稿目指して頑張って書いていこうと思っているんでみんな読んでくれ！それがモチベーションになるんだよ！
P.S.
これからは読者受けも目指しつつ備忘録として自分の思ったことなどを日記形式で書いていこうと思います。自転車旅のことについても書きますが、暫くは留学のことについてマイペースに書いていこうと思います。
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